Blue Bloodツアーを通してw-inds.を初めて観た感想
まず始めに、私がなぜw-inds.のライブへ足を運んだのかというと、w-inds.の音楽が好きだからである。メンバーが嫌いなのかと聞かれたら全くそんな事はないが、あくまでも”音楽”。龍一君も言っていた”音楽”を目的としていたわけである。
インターネットサーフィンをしている時に発見したMake you mineのMVで惚れ込み、Timelessで確実な音楽性に惚れ込み、FANTASYでこの3人の音楽にこれからもついて行くべきだという確信が生まれ、今に至る。
Make you mine / w-inds. - YouTube
また、私の場合の楽しみ方として音楽>メンバーという優先順位のため今回のレポートに関しては「〇〇君が〇〇で〇〇だった!笑」や「〇〇が超かわいくてもうやばい!!」などのメンバー観察記事ではないので、そういった彼らの事をほとんど知らない人間がいきなりライブに行ったらどんな気持ちになってどんな感想を持ったかというのを綴っていく予定であります。
早速セットリストを書いていくがこの記事ではセットリストと一緒に振り返っていきたいと思う。(LiveFansさんから拝借致しました。)
M01.Beyond The Blue World
M02.Million Dollar Girl
M03.Make you mine 〜Trident Rap Edition〜
M04.ブギウギ66
M05.Midnight Venus
-挨拶-
M06.134
M07.I'm all yours
-MC-
M08.Sweetest love
M09.Show You Tonight
M10.Cat Walk
M11.The Right Thing
M12.CANDLE LIGHT
-Dancer Performance-
M13.SUPER LOVER 〜I need you tonight〜
M14.IT'S IN THE STARS
-MC2-
M15.FANTASY
M16.LOUD
M17.This is the Life
M18.夢で逢えるのに 〜Sometimes I Cry〜
M19.TIME TO GETDOWN
M20.In Love With The Music
EN01.Special Thanx!
EN02.Top of the world
2年目のファンでも幸せは感じれる
今現在、音源として手に入れているのはMOVE LIKE THIS以降のオリジナルアルバム、FANTASY以降のシングル、10周年のベストアルバムのみである。それを踏まえると今回のツアーは私の様な新規のファンでも乗り込みやすい船であったと思う。
Blue Bloodを中心に、Timelessでも軸となっていたMake you mineとSometimes I Cry。FANTASYのc/wであるMillion Dollar GirlとSweetest love。他のシングルも人気曲だ。
つまり、新規のファンからすれば予習すべき楽曲は少ないという事である。という意味でもツアー開始直後すぐセットリストを検索し、未聴の楽曲をなるべく耳に慣らしておくようにさせた。中でも気に入ったMidnight Venusはアンディー・アブラハムの「All around the world」のカバーである。少しだけポップスの要素を強めた様に聴きやすいけど何処か癖になり、原曲の良さを良い感じに残せている楽曲となっている。
w-inds. Midnight Venus - YouTube
Andy Abraham - All Around The World - YouTube
音楽的な”気持ち良さ”
w-inds.のライブ(昨年のTimelessツアーからかもしれない)は曲と曲の繋ぎ方が非常に細かい。単にMix作品の様な繋げ方ではない。BPMも大前提だが例えばSweetest love~Cat walkのギターのカッティング要素を主としている楽曲で繋いでいくといった様に、楽曲の特徴を上手く引き出していて聴いているこっちも本当に気持ちが良かった。Show You Tonightでの慶太君のカッティングは見事でInstagramで動画を上げていた理由がわかった瞬間であった。個人的には次のCat walkでも続けてやってほしかったという気持ちもある。
一番聴きたかったMake you mineを聴けて大満足した後のブギウギ66。後ろにいた女性が大喜びをしていました。後に声を出して喜んでいたのがSUPER LOVERとIT'S IN THE STARS。・・・その前でMidnight VenusとSweetest loveで声を出して大喜びをする私。・・・まあ誰もが楽曲派なわけありません(笑)もちろん3人は彼女たちのアイドルなわけでありますから。私は慶太君による龍一君のモノマネはツボでした。お見事。
そして外せないのが店頭販売前からYoutubeにアップロードされて話題となったI'm all yours。まさにここ2年間ぐらいでやってきたw-inds.の求めていたグルーヴ感でしょうか。龍一君曰くマスタリングをするたびに良くなっていったとのこと。この曲を聴いてから音楽に対して「気持ちいい」という表現を使ってきました。まさに高貴。まさに極上。生音って最高だよね。ちなみにライブではマイクスタンドを使用していました。
"I'm all yours" w-inds. - YouTube
生音と言えばThe Right ThingとCANDLE LIGHTでの慶太君のピアノ。ギターにピアノに慶太君は大活躍。でも前曲は実際に弾いてるのか否かよく聴き取れなかった。後曲では最高の雰囲気を作る事が出来ていた。本当に歌上手い。お見事。
本当に歌上手いと言えばSometimes I Cry。色々思う事はあるんだけど、BBツアーではよりBlue Blood達を引き立たせるための役割であるこのSometimes I Cry。ここに重きを置かないなら他の曲とかThe Right Thing辺り(メッセージ性の強い楽曲等を考えて)でも良かったかな...って思うんだけどやっぱりこれしかないなって感じ。20曲近くを歌って来てあれだけ声出せる慶太君は本当に凄い。お見事。
もちろん気掛かりもある
といった感じで特筆すべきシーンばかりだったが、私が一番悪い意味で気になったのはアンコールのTop of the worldが終わってバンドメンバーやダンサー等の紹介も終わって最後のMC。これが異様に長い。
昨年のTimelessのDVDで「俺らのぐだぐだトークって売りかもしれない」って言っていたんだけど、あんなにぐだぐだしたらダメだと思う。でも言い方を変えたらそれだけ長い時間だけファンの方達と一緒にいてくれているという事なんだけど、今日に限ってはSpecial Thanx!終わりのMCも長かった。龍一君もとにかく次やろうってせかしてたのはどういう意味かはわからない。アンコールが2曲っていうのはそういったまだ私たちと居てくれる安心感や嬉しさを取り戻したりしてくれるものなのかも分からないけど、あれは私の中であまり良くない点だと感じた。
アンコールまでしっかりBlue Bloodを演じていて欲しかったというかすぐに捌けたら捌けたで違う意味のカッコよさが出たと思うしキッチリ感がなく2時間半もやっていた事に驚いた。
他の不満点はIn Love With The Musicのc/wを1曲もやらなかった事ぐらいかな。Sail awayが聴きたかった。
極上の音楽はまだまだ生まれていく
生演奏という点がなにより良くて昨年も足を運べば良かったと後悔している。過去曲のアップデートという意味もあったTimelessツアーと、より楽曲のレベルの高さと生音の素晴らしさを推してくれた今回のBlue Bloodツアー。私の中では全く別物で非常に満足している。耳だけでなく目でもBlue Bloodを感じれた事は何より最高で、これ以上の幸せはないのではと思った。I'm all yours、本当に幸せだった。